ガマンしないで!家族や社会と乗り切る更年期

家族や社会と乗り切る 更年期タイトル美容/健康

こんにちは!

疲労感やめまい、イライラなど”症状のデパート”と呼ばれるほど多くの症状がある更年期

更年期の症状は治療の対象になりますが、なぜか病院に行ない女性が多くいます。

つらいけれど我慢できなくはないし、、、家族や友達にも相談しづらいし、、、

でも、一人で悩む時代は変わろうとしています。

2021年、イギリスでは更年期を社会全体で支えていこうという動きが始まりました。

テレビの最前線で活躍する女性が症状をオープンに語ったことで、メディアによる更年期症状や治療法についての取り上げ方が変わったのです。

イギリス議会では、ホルモン治療を受けやすくしたり、更年期についての理解を広めたりすることが決まりました。

日本でも模索が始まっています。

更年期の症状でつらいとき、医療を上手に頼るにはどうしたらいいのでしょうか。

家族や職場、友達などに力になってもらうにはどうしたらいいのでしょうか。

アドバイスをくれたのは、産婦人科医の高尾美穂さんです。

先生のお話は、↓のように吹き出しに書いています。先生のお話だけでも必読です!

「更年期だからしょうがない」とあきらめてしまうことが少なくないが、そんな我慢強さが自分自身を苦しめている可能性があることに気づけない場合が多い。

1人で我慢する時代ではないので、周りの方にヘルプを求める、一緒に分かってもらう努力をするのが大事な時代になってきている。

(2022年2月16日放送のあさイチ「ひとりでガマンしないで 家族や社会と乗り切る更年期」の内容をまとめています。)

この症状って更年期?

「自分でもこの症状が更年期によるものなのか分からないから相談できない。」という声が多いといいます。

更年期といえば、ホットフラッシュやイライラというイメージがありますが、肩こり、腰の冷え、立ちくらみという身体的なものから、不安や物忘れ、孤独感という精神的なものも含めると、40~80種類ほどあると言われています。

更年期とは、時期をさしている。

閉経とは、卵巣が働かなくなりエストロゲンを作らなくなること。

この閉経の前後5年の10年間を更年期と区切っている。

更年期は「エストロゲンがない状態に慣れて行こうね」という時期。

 

さまざまな症状を分類すると、たとえばエストロゲンが分泌できないという卵巣の変化に命令を出す脳が気づいていなくて、視床下部(血圧や体温、汗のコントロールをする部位)が上手く働かなくなって自律神経失調症状が出る。

あるいは、年齢が重なっていくと出てくる肩こりや腰痛も更年期の症状に含まれている。

 

いろいろな症状が出てくる時期だと考えて、何かしら不調を感じたら専門家に相談してみることがオススメ。

更年期世代であれば「めまいがするから更年期の不調だろう」と考えがちだが、耳鼻科を受診したらメニエール病だったということもある。

 

他の病気ではないということを確認して、最後に残る診断名が更年期障害だという診断だということはわかっておいてほしい。

更年期指数チェックリスト

あなたは以下のリストにいくつ当てはまりますか?

「強・中・弱・無」の順で点数が変わります。

強…日常生活に差しさわりがあるほどつらい

中…我慢できなくはないけど、なんとかしたいレベル

弱…症状はあるけど、まだ我慢できる程度

無…ほとんど感じたことがない

合計点を出してみましょう。

  1. 顔がほてる (強10・中6・弱3・無0)
  2. 汗をかきやすい (強10・中6・弱3・無0)
  3. 腰や手足が冷えやすい (強14・中9・弱5・無0)
  4. 息切れや動悸がする (強12・中8・弱4・無0)
  5. 寝つきが悪い、または眠りが浅い (強14・中9・弱5・無0)
  6. 怒りやすい、すぐにイライラする (強12・中8・弱4・無0)
  7. くよくよしたり、憂うつになることがある (強7・中5・弱3・無0)
  8. 頭痛、めまい、吐き気がよくある (強7・中5・弱3・無0)
  9. 疲れやすい (強7・中4・弱2・無0)
  10. 肩こり、腰痛、手足の痛みがある (強7・中5・弱3・無0)

合計点はいくらになりましたか?

0~25点…上手に更年期を過ごしています
26~50点…食生活や適度な運動を意識して、無理のない生活を
51~65点…医師による生活指導、カウンセリング、薬物療法が必要
66~80点…半年以上の長期的な治療計画が必要な段階です
81~100点…精密検査で方針を決め、長期的な治療を行う必要あり
(出典:小山嵩夫 産婦人科漢方研究のあゆみ)

 

「48点だから私は大丈夫」ではなく、生活するうえでしんどい場合は”相談していい悩みだ”と認識して欲しい。

 

時期によっても変化するので、間をあけて何度かチェックすることも大事。(3ヵ月~半年)

 

 

症状が出る人の割合は?

更年期はすべての女性が迎える。

6割ぐらいの方が、何かしらの不調を経験するとされている。

一方、生理の回数がばらついて、やがて来なくなるという生理の変化しか感じずに過ごす人もいる。

 

症状がある6割のうちの半分くらいは「治療したほうがいい」という状態で、この状態を更年期障害と呼んでいる。

医療を上手に頼るには?

聴診器とペン

症状が出て「明日病院に行こう」と思っても、翌日には体調が変わっている。

血液検査で「まだ更年期ではない」と言われてから行きづらくなった。

診察台に乗るのがおっくう、良い医師に巡り合えない。

婦人科に行きづらい理由は人それぞれ、さまざまあります。

問診には時間がかかる?

更年期障害か診断するためには、他の病気を否定することと同時に、本人の今までの生活習慣や仕事の現状、環境的なストレスなどが影響していないかなどを医師は考える。

病院の提案だけで治るわけではない部分もあることは理解してもらいたいと思いながらも、いろいろな背景、環境を知りたいと思うと問診には時間がかかる。

血液検査で更年期かどうかわかるの?

卵巣が分泌するエストロゲン(エストラジオール)の値と、エストラジオールを分泌する脳の下垂体のホルモン(FSH)の値を調べることである程度はわかる。

たとえば水鉄砲に例えると、生理が順調に来ているときは少し引き金を引けば水がピュッと出る。卵巣が上手く働いている状態。

引き金のFSHの値が3~5などの小さな数字で、エストラジオールの値が60~200くらいだと順調に生理が来る。

 

移行期になってくると、一生懸命引き金を引かないと水が出ない状態になる。つまり、FSHの値が10~15などと上がる。

エストラジオールの値は日々変化するので、引き金を引くほうの数値が上がってきているから卵巣の機能がだんだんしんどくなっていると知ることができる。

婦人科を受診したが「生理があるうちは更年期ではない」と言われて検査もしてもらえなかった。

更年期は閉経の前の5年、後ろの5年。前の5年は生理があってもおかしくない。

40代半ばで生理周期が短くなってきた、バラついてきたという方は、更年期に差しかかってきたと考えていい。

違う医療機関に相談するのがいいと思う。

 

まぁこ
まぁこ

つらいのを我慢しているよりは、血液検査で数値が分かったほうが良さそうですね。

「そのうち良くなる」と耐えるのではなく、今を良くするために病院へ行きましょう。

更年期の診察は難しい

産婦人科医に聞いた質問。(産婦人科医:98人 取材協力:メドピア)

更年期症状の診察で課題や難しさを感じる点は?

・症状が多様なので診察するのが難しい 58%

・人によって症状の重さが違う 58%

・検査の値だけで判断できない 51%

・診察報酬が見合わない 35%

・精神症状が重く問診が難しい 31%

「問診に時間がかかるわりに、診察報酬が少ない」

「精神科の病気が混在していて問診に時間がかかりすぎる」

など、うつ状態との区別がつきにくくて問診に時間がかかるという声が多く聞こえました。

同じうつ症状の診察をした場合、精神科と産婦人科は初診料と再診料は同じです。

しかし、精神科は患者と話す時間の長さによって診療報酬の加算がありますが、産婦人科の場合はありません。

限られた診療時間のなかで、いかに困っていることをくみ取り、医師側からの提案をうまく伝えるかが求められる。

 

更年期世代にはいろんな悩みがあり、体調の変化もあり、さまざまな因果関係を考えてしまって患者自身の中でこんがらがっている場合が多い。

私自身は丁寧に話を聞いて原因を分けて行って、整理整頓できるといいなという思いを持ちながら話を聞いているが、社会の仕組みがもう少し整うと医師も患者もより良くなっていく方が増えていくと思う。

 

そんななか、更年期の相談はどこにしたらいいのでしょうか?

◎更年期の専門医を見つけるには

「日本女性医学学会」のHPに、全国の専門医のリストが掲載されています。

更年期障害【日本女性医学学会(旧:日本更年期医学会)】
日本女性医学学会(旧:日本更年期医学会)は更年期障害から老年期の医学的諸問題まで思春期も含め女性の一生を通じ研究する医療従事者の団体です。更年期とは閉経を挟む前後10年間を指す。更年期には女性ホルモンの急激な減少で、のぼせや発汗、イライラなどさまざまな症状が現れる。このうち、日常生活に支障をきたすほどつらいものは更年期...

 

◎更年期の相談をしたいときには

一般社団法人「女性の健康とメノポーズ協会」の電話相談窓口では、全国どこからでも相談を受け付けています。

03-3351-8001 (火曜・木曜 11:00~16:00)

 

◎婦人科健診の医師に相談してみる

婦人科健診を毎年受けましょう。その際に相談してみましょう。

そして、相性が良ければかかりつけ医になってもらいましょう。

 

更年期の体調は、1か月のなかでも変化する。

アンケートの結果では、体調がすぐれないのは8日間前後となっている。

「昨日は体調が悪かったけれど今日はいい」など、自分のカラダの変化を追いかけることも大事だし、「これは先生に聞きたい」というポイントは必ずメモして持っていく。

悩みの中でも「これだけはどうにか改善したい」という一番の思いを準備して相談するといい。

家族を味方につけるには?

体調が悪くて休んでいても、そもそも更年期だと気がつかない家族も多いといいます。

「察してもらう」というのは本当に難しい。

自分の言葉で、とくにパートナーにはちゃんと伝える

「自分はいま調子が悪い。だからこんなことをしてくれたらうれしい」など、コミュニケーションをとって知ってもらう努力が必要。

 

長年にわたり、悩める夫婦を診察してきた心療内科医の姫野友美さんに聞いた「更年期夫婦のコミュニケーションのコツ」があります。

女性の場合

「察して」「気づいて」はNG

  1. どう具合が悪いのか
  2. いつ、何をしてほしいのか、具体的に言う

 

(例)めまいがしてつらいが、夕食の準備はまだ。

帰ってきた夫に何と伝える?

 

(答)「めまいがしてつらいから横になるね。

ごはんは作れないから、今から作るか外で買ってきてほしい。

子どもはどんぶりものが好きだよ。

食べ終わったら片づけもしてね。」

男性の場合

一方的にアドバイスするのはNG

  1. 共感・相づち
  2. 女性の希望をたずねる

 

(例)帰ってきたら妻がつらそう。

「めまいがする」と妻に言われたら何と声をかける?

 

(答)「そうか、つらいね。」

「僕にできることはある?」

「君はどうしたい?(どうしたらいいと思う?)」

 

男性は更年期の不調を経験するケースはほとんどないので、想像力が必要になる。

不調が起こりうるということを頭のどこかに置いておくと「調子が悪そう」と思える。

 

「調子が悪いからこうしたい」と言ってくれるパートナーだと「そうしよう」でいいが、なんとなく見ていて調子が悪そうという場合、「体調が悪そうに見えるんだけど、どうしようか」というような声がけがオススメ。

「体調が悪そう」というのはさまざまな不調を含んでいるし、「そう見える」というのは決めつけではなく、柔らかい表現になる。

 

家庭でのコミュニケーションについて、視聴者からはこんな提案(FAX)がありました。

夫に更年期症状について細かく説明し、夫も知っている共通の知人(先輩)の体験談も聞いてもらった。「人により差はあるけれど、誰にでも起こること」と認識を持ってもらった。
夫が帰宅してから直接具合の悪さを言うと不機嫌になるので、先んじてLINEで今日の体調を伝えている。すると覚悟して帰ってくるので不機嫌を見なくて済むようになり、精神的に楽になった。
夫と息子2人のなかに女1人の家庭。どうせわかってもらえないだろうとあきらめていたが、つらいことを細かく説明した。すると「本当のつらさはわからないけど、できることがある?」と聞かれ、その言葉だけで救われた。どうせわからないだろうと言わないでいると自分で自分をつらくさせると思った。
まぁこ
まぁこ

私はPMSなどで夕食が満足に作れず品数が少ないときは、「何か食べたいおかずを買ってきたほうがいいかも?」などとLINEしちゃいます。

40代後半の母が、ここ数年更年期障害で悩んでいる。これまで母の涙は見たことがなかったが、最近、自分を責めて泣いてしまうことが多くなった。父とのぶつかりあいにも拍車がかかっている。娘としてサポートできることはある?

娘さんから「もし良かったら、一度専門医に相談してみたらどうかな?」と提案してもらえればいいと思う。

娘さんが更年期だと気づいているので、お父さんとのあいだに入って3人でいい形でコミュニケーションをとり、しんどい部分や代わりにできる部分を話し合って役割分担などできたらいいと思う。

職場で味方を増やすには?

職場での会議

職場でのコミュニケーションについては、視聴者からはこんな提案(FAX)がありました。

新しい職場では男性の上司だったため、「江戸時代なら寿命を迎える年齢なので、身体が無理をしている」と少し大げさに更年期のことを伝えてのぞんだところ、「キツいときは遠慮なく言って」と環境を整えてくれて、融通をきかせてくれている。
マメにメモしたりToDoリストを作ったりして仕事のミスを減らす工夫をした。同級生の友達からは更年期の乗り越え方を共有したり、好きなアイドルやドラマや映画などハマっているものを言い合い、女性ホルモンを活性化するキュンとする話などをしている。
更年期休暇が欲しい。生理休暇を取れたことはなかったが、あるというだけで心強い気がしたのも事実。

更年期の理解が進みはじめているイギリスでは、更年期の急な体調不良でも勤務時間の調整ができるように改善しています。

日本でも更年期について男女を問わず従業員向けに研修をはじめる企業が増えてきています。

 

ガマンしないで上手に乗り越えよう

体調が悪いときは、周りに頼る。医師に一番改善したいことを相談する。

高尾先生の、

何かしらカラダの変化があった場合は、相談をしてみる”いいタイミング”だと思う。

カラダの曲がり角、人生の曲がり角という表現がぴったりな更年期。

 

トップスピードで走ってきた方も、曲がり角を曲がるときはスピードを少しゆるめて、安全に角を曲がったらまた元気にトップスピードに戻ればいい。

そのためには仕事や生活スタイルのボリュームを抑えて、自分のカラダに向き合う時間を持つ。

という言葉が印象的でした。

さらに、スタジオゲストの有森裕子さんが、

「更年期の問題は女性だけで考えていてもうまくいかないし、女性だけが伝えたいと思っていてもうまく伝わらない。

子どものころから人間のカラダはこうなっていくという中に、当たり前に更年期の情報も入っていて欲しい。人類のこととして教育して欲しい。」

と言っていました。

有森さん、文部科学省へ働きかけてください!←他力本願(>人<;

 

まぁこ
まぁこ

息子の小学校は、男女を別にして女子だけに生理の話をしました。。

子どもには生理のことや更年期のことを「人間のカラダに起きる当たり前のこと」として教えて行こうと思います。(生理は講義済み)

それはきっと異性を思いやる気持ちにつながると思うのです☆

 

あさイチでは今月末、男性の更年期についても取り上げる予定です。必見ですね。

 

以前書いた更年期の情報も参考にしてくださいね。

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